Fighting Stick SS のUSB化

数年前から家のPCでゲームする際はサターンで使ってたアーケードコントローラー(その筋ではアケコンというらしい)、いわゆるひとつのHORI社製Fighting Stick SSをDPPで利用していたわけだが、最近PCを64bit化したところDPPドライバが存在しておらず、それを知らずにパラレルポートのないマザーじゃDPP用にパラレルカード増設必須じゃねーかJK、と増設カード買ってきて、まんまと64bitドライバなくて愕然としてみたり、じゃあしゃーねえレスポンスあれだけどUSBでいいやしかたがないしなー、などのたまいながら、つかお前そもそもレスポンスなんて問題にならないほど腕の方が追いついてねーだろ的なツッコミはありがたく頂戴しておく所存だが、そんなわけでパラレル-USB変換ケーブル買って帰ってきたものの、よくよく調べてみたらサターン-パラレルコネクタがUSB変換ケーブルに対応してなかったりと、さんざん秋葉原に通ってあげくに空振りを繰り返したため、頭にきたのでUSBコントローラをひん剥いてアケコンに半田付けしてUSB化してやろうというミッションとあいなった。最初から調べてれば同じ結論になって4kくらい無駄にしないで済んだ気がしないでもないが、64bitドライバが出まわればDPP接続するつもりなわけで、それになんというかなんだかんだと秋葉原行く口実を探してるだけな気がしないでもないのであって、だってアキバ最高なんですもの。

ちなみに4K出せば安いUSBアケコン買えてしまうのだが、使い慣れたものが使いやすいということで。以下写真が続くので注意。

 

こいつを改造。最近はつかってないけど、一時期メルブラ東方と使い込んでたので年期入ってる間がパない。つうかぼろ。でも慣れたこいつが良いのだ。

 

ホコリをかぶっていたUSBコントローラをひん剥いて、リード線を半田してホットボンドで固める。ホットボンドは絶縁と接点部分の強度確保のため。8ボタンなので8+十字4+共通GND1の計13本。

 

アケコン側8ボタン部分。USBの各ボタン/キーに対応する部分を接続。青がGND。絶縁部分を削らずに、検電ポイント(なの?)をそのまま半田ポイントとする横着仕様。
PCにUSB接続 -> ワニ口で通電して対応ボタンあってるかPC画面でチェック -> USB抜いて半田づけ -> USB接続して確認 -> 最初へ戻って延々繰り返し。

 

 

十字キー部分。8本線があり、左右に出てるでっぱりが+で、上下のでっぱりがGNDだった(集中基盤側ハーネス番号の偶数がGND)。
方向ごとにGNDが4本出てるわりにGNDは共通らしく、1本をUSB側につなげば全入力を認識した。わざわざ4本出してるので何か意味があるのかもしれないが、素人にはよくわからなかった。

 

USBの線を同じ位置から出すために、プラスチックの受け側やケーブル固定部分をノコギリやカッターでがりがりと削るなど。

 

 

内部全景。青線がGND。十字キーのワニ口もGNDなのだが、後日改造する可能性があるため半田付けしなかっただけ。
また、USB基盤をエアキャップで簀巻きにしているのは、アケコンの下蓋が金属製なので絶縁したかったから。 

 

無事USBで動いており、今のところ不具合なし。そんなに大変ではなく、むしろ半田とかひさびさで楽しかった。
気になってたレスポンスも想定どおり見極められるレベルではなく、そもそも立ちスクリューの成功率が60パーくらいなのでどうしようもない。

今回はDPPもそのまま生きるようにしたかったので、そっちがちゃんと動くか確認したいのだが、古いPCに繋ぐのめんどくさいので後日確認する方向で。

つーか喜んで人柱するので誰か64bitのDPPドライバ書いてくんないかなあ。署名はテストモードで回避するし。つうかドライバ書くスキルほしい今日このごろ。

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